​神様だった

確かに、神様だった
未熟でいたいけな人生は
あなたと共にあったから
綺麗きれいに並べられた
約束が巷である程度

通用しちゃったから
万能だって胸を張る

でも、それが本当に相応しい
正義かなんて誰も知らない

誰も知らない

誰も

​

大きくなって小さくなった
無造作なその手を憎めない
確かに、神様だった
確かに、神様だった

​

確かに、神様だった
そっと隠れて飲み込んでも
背中越しに聴こえてるから

気付いていないだろうだなんて
自分の目をも塞いでるの

塞いでいるよ

塞いでいる

​

一番、正しくて
一番、まともだと願ってる
確かに、神様だった
確かに、神様だった

​

あなたの声は日だまり
命を繋いだ言葉も覚えているけど
確かに、神様だった